【東北電力】11月から電気代が値上げ!託送料金と補助終了の影響と対策

【東北電力】11月から電気代が値上げ!託送料金と補助終了の影響と対策

皆さんは、電気料金の中に「託送料金」というものが含まれているのをご存じですか?

2026年9月28日、東北電力が「託送料金の変更に伴う電気料金の見直しについて」を発表しました。

結論から言うと、11月から、東北電力の電気料金が値上げになります!

しかも同じタイミングで、夏の間続いていた国の「電気・ガス料金支援」も終わります。

岩手の冬の電気代は、ただでさえ高くなりがちです。

そこで今回は

  • 11月から電気料金が上がる理由「託送料金」とは
  • 家庭と事業所はいくら上がるのか(東北電力のモデルケース)
  • 国の電気・ガス料金支援の終了との関係
  • 値上げの前に、検針票で確認しておきたいこと

を解説していきます。

ご家庭の方も、事業をされている方も、ぜひ最後までご覧ください😉

Menu

東北電力が11月から電気料金を値上げ|理由は「託送料金」の改定

青空と雲を背景にした送電鉄塔と送電線

それでは、まず最初に「託送料金」を簡単にご紹介しましょう。

託送料金とは、電気を家や事業所まで「届ける」ための送配電設備の利用料金のことです。

電線や電柱、変電所などを管理しているのは、岩手なら「東北電力ネットワーク」という送配電の会社です。

電気を売る会社は、この送配電網を使わせてもらう代わりに託送料金を支払っていて、それが私たちの電気料金に含まれています。

東北電力の資料によると、一般のご家庭では電気料金全体の30%程度を託送料金が占めていると言われているそうです。

今回、この託送料金が2026年11月1日から変更されます。

理由は、物価や労務費(人件費)、金利の上昇などで、送配電設備の維持や更新にかかるお金が増えたためです。

東北電力ネットワークは7月10日に国へ申請し、9月4日に承認を受けています。

これを受けて東北電力は、託送料金の変動分を、11月1日からの電気料金に反映すると発表しました。

対象は、国が料金を決める「規制料金」だけではありません。

低圧の自由料金や、高圧・特別高圧の料金にも、同じように反映するとしています。

家庭と事業所はいくら上がる?東北電力のモデルケースで確認

机の上に置かれた電卓とスマートフォン、付せん

ここまでは、値上げの理由をご説明しました。

ここからは、「実際にいくら上がるのか」をご紹介します。

一般的なご家庭の「従量電灯B」では、基本料金が10Aあたり41.11円、電力量料金が1kWhにつき1.39円の引き上げです(税込)。

東北電力が示したモデルケースは次のとおりです。

モデルケース1か月の使用量見直し前見直し後影響額
従量電灯B(契約電流30A)260kWh8,204円8,689円+485円
従量電灯C(契約容量13kVA)810kWh30,640円32,300円+1,660円
低圧電力(契約電力6kW)340kWh14,106円15,135円+1,029円
高圧・業務用電力(契約電力90kW)20,700kWh約69.0万円約70.7万円約1.7万円

引用:東北電力「託送料金の変更に伴う電気料金の見直しについて」(2026年9月28日)

「低圧電力」は、お店や小さな工場の動力(エアコンや機械など)でよく使われている契約です。

ご家庭で月485円、低圧電力で月1,029円。

1か月だけ見ると「チョットの差」に感じるかもしれません。

でも、1年続くと、その12倍です。

しかも、この金額は「託送料金の分だけ」の値上げです。

次の章でお話しする、国の支援の終了分は含まれていません。

もうひとつの理由|国の電気・ガス料金支援は9月使用分で終了

暖房器具の温度調節つまみのアップ

ここまでは、託送料金による値上げ額をご説明しました。

ここからは、同じ時期に重なる「国の支援の終了」のお話です。

経済産業省は、2026年7月・8月・9月使用分の電気・ガス料金支援を実施しました。

ご家庭などの低圧の契約では、1kWhあたり7月分3.5円、8月分4.5円、9月分3.5円の値引きです。

東北電力の資料にも、国の電気・ガス料金支援の適用は「2026年10月分まで」と書かれています。

2026年9月28日時点で、10月使用分以降の支援は発表されていません。

チョット乱暴な計算ですが、月260kWh使うご家庭なら、3.5円×260kWhで約910円分の値引きがなくなることになります。

託送料金の485円と合わせると、単純に足して約1,395円です。

ただし、これはあくまでも目安でしかありません。

電気料金には、燃料の価格で毎月変わる「燃料費等調整額」も含まれます。

東北電力は、11月分の電気料金は8月の貿易統計値が公表された後に改めてお知らせするとしています。

また、再エネ賦課金(再生可能エネルギーを広めるための費用)は、2026年5月分から1kWhあたり4.18円が適用されています。

つまり、11月以降の請求は「値上げ」と「値引き終了」が重なるということです。

「支援が終わったら元に戻る」という話は、以前の記事「電気代の補助金は9月使用分で終了!今こそ電力会社を見直すべき理由と注意点」でも書きました。

新電力を使っていても関係ある?託送料金はどの電力会社にもかかる費用

夕方の空を背景に並ぶ街の電柱と電線

よくある疑問の中に、

「うちは東北電力じゃないから、関係ないよね?」

というものがあるのではないでしょうか。

でも、決してそうとは言い切れません!

なぜなら、どの電力会社と契約していても、電気は同じ電線を通って届くからです。

東北エリアなら、新電力(東北電力以外の電気を売る会社)も、東北電力ネットワークの送配電網を使い、託送料金を支払っています。

今回変わるのは、その東北電力ネットワークの託送料金です。

ただし、その分を料金にどう反映するか、いつから反映するかは、契約している会社やプランによって違います。

「値上げの通知なんて来てたっけ?」という方も、いらっしゃるかもしれません😅

メールやマイページ、請求書に同封のお知らせを、一度確認してみてください。

分からなければ、今の契約先に「託送料金の変更は、うちの料金にどう反映されますか?」と聞いてみるのが一番早いです。

値上げの前に今やること|検針票で確認する3つのポイント

壁に並んで取り付けられた電力量計

ここまでは、11月からの値上げの中身をご説明しました。

ここからは、皆さんが今できることをご紹介します。

手元に用意するのは、電気の検針票(または請求書・マイページの明細)です。

  1. 契約アンペア(事業所なら契約電力)を確認する
  2. 直近12か月の使用量を並べて、冬のピークを知る
  3. 契約先のお知らせを読み、今のプランが合っているか比べる

ポイントの1つ目が「契約アンペア」です。

今回、基本料金は10Aあたり41.11円上がるので、契約アンペアが大きいほど影響も大きくなります。

東北電力のホームページには、同時に使う家電から適切なアンペア数を確かめる「家庭のアンペアチェック」も紹介されています。

ただし、下げすぎるとブレーカーが落ちやすくなるので、冬の暖房を使う時間帯も考えて判断してください。

ポイントの2つ目が「12か月の使用量」です。

今回の値上げは1kWhあたりの単価も上がるので、使う量が多い月ほど差が大きくなります。

冬に使用量が跳ね上がるご家庭や事業所は、今のうちに把握しておくと安心です。

ポイントの3つ目が「プランの比較」です。

電力会社やプランを見直すときは、次の点に気をつけてください。

  • 今の契約の契約期間と、途中解約の解約金の有無
  • 市場連動型プラン(市場価格で単価が変わる)は、冬に価格が上がるリスクがあること
  • 使用量や使う時間帯によって、合うプランが変わること
  • 見積もりは、同じ使用量・同じ期間の条件で並べること

切り替えの段取りや、「安くなります」という勧誘への注意点は、前回の記事で詳しくまとめています。

ちなみに、切り替えというと「工事が大変そう…」と思われがちです。

ツナガルがご案内しているツナガルでんきなら、次の3つです。

  • 工事なし
  • 初期費用なし
  • 電気の品質も変わりなし(停電したときの対応も、漏電トラブルの対応も今までどおりです)

どの会社でも、まずは検針票を手元に置いて、数字で比べるところから始めてみてください。

まとめ

今回は、「【東北電力】11月から電気代が値上げ!託送料金と補助終了の影響と対策」と題して

  • 託送料金(電気を届けるための費用)が11月1日から変わり、東北電力は料金に反映する
  • ご家庭のモデルで月485円、低圧電力のモデルで月1,029円の値上げ
  • 国の電気・ガス料金支援は9月使用分まで。値上げと値引き終了が重なる
  • 新電力でも託送料金はかかる。反映のしかたは契約先に確認
  • 今できるのは、検針票で契約アンペア・使用量・プランを確認すること

を解説しましたが、いかがだったでしょうか?

託送料金は、ふだん意識することのない費用です。

でも、電線や電柱を守るための費用だと分かると、「仕方ないのかな…」とも思えてきます。

だからこそ、自分で変えられるところ(契約とプランと使い方)は、しっかり見直しておきたいですよね。

まずは検針票を1枚出して、契約アンペアと使用量を確認するところから始めてみましょう!

ツナガルでは、11月からの値上げも含めた、電気代の見直しのご相談をお受けしています。

ツナガルは特定の電力会社を売る会社ではありません。だからこそ、中立の立場で一緒に考えることができます。

大切なのは、どこが安いかではなく、あなたの使い方に合っているかどうかです。

ご家庭なのか事業所なのか、電気をいつ・どれくらい使うのかで、合うプランは変わります。

ツナガルは、検針票と契約内容を一緒に確認しながら、お客様にとって最適なプランをご提案します。

「値上げでいくら変わるのか知りたい」「今のプランのままでいいのか分からない」という方は、検針票をご用意のうえ、ツナガルへお気軽にご相談ください。

参考・確認日:2026年9月28日
・東北電力「託送料金の変更に伴う電気料金の見直しについて」(2026年9月28日)
・同 お知らせ・別紙(PDF)
・東北電力「燃料費調整単価等のお知らせ」
・経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可・承認を行いました」(2026年6月12日)
・資源エネルギー庁「託送料金について」
※料金単価や支援の内容は変わることがあります。ご契約中の電力会社の最新のお知らせもあわせてご確認ください。

【東北電力】11月から電気代が値上げ!託送料金と補助終了の影響と対策

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Menu