中小企業のホームページ開設率を調査!全国と東北地方の格差が判明!
僕がホームページ作成やブログサイト制作を自分のビジネスにする際、ふと思ったのが
「中小企業のホームページの開設率はどれくらいなんだろう?」
「ホームページの開設率に地域差はあるのだろうか?」
でした。
だって、ホームページ作成やブログサイト制作をお仕事にしようとしても、お客様がいなければビジネスにならないですもんね(^^;)
大企業の多くがホームぺージを開設しているのは当然だとして、日本の企業数の99.7%を占める中小企業のホームぺージ開設率が知りたいところです。
そこで、中小企業のホームぺージ開設率を開設率を詳しく調べてみたら、
- 中小企業では、全国的にホームページの開設が進んでいない。
- 東北地方の企業のホームページ開設率は全国で最下位
という現実が明らかになりました。
そこで今回は、
・全国の中小企業のホームページ開設率を調査!
・東北地方の企業のホームページ開設率を調査!
・ホームページを開設しない理由をご紹介
・ホームぺージ開設が業績アップにつながることが明らかに!
をご紹介します。
全国の中小企業のホームページ開設率を調査!
それではまず、全国の企業のホームぺージ開設率を見てみましょう。
調べてみると
・全国の企業のホームページ開設率は90%以上
・全国の中小企業のホームぺージ開設率は50%ほど
ということがわかりました。
順次、詳しくご説明します。
全国の企業のホームページ開設率を調査
まずは、全国の企業のホームぺージ開設率をご紹介しましょう。
調べてみたところ、全国の企業のホームぺージ開設率は90%以上でした。
詳しくご説明します。
まずは下の表をご覧ください。
下の表は、総務省で発表した「令和2年度通信利用動向調査」から抜粋したものです。
上記の表を見ると日本の企業の90%以上がホームページを開設していることになります。
ただし、通信利用動向調査は、従業員数100名以上の企業を対象にしている調査です。
従業員数が100名未満の小規模企業のデータが反映されていないため、本当に正しい数字かと言われればそうではありません。
そこで今度は、全国の中小企業に絞ってホームページの開設率を調べてみました。
全国の中小企業のホームぺージ開設率を調査
次に全国の中小企業のホームぺージの開設率をご紹介しましょう。
全国の中小企業のホームぺージ開設率は、約56%ほどだと思われます。
あいまいな言い方になってしまいましたが、数字を断定できないのには理由があります。
まずは、チョット古いデータになりますが、中小企業庁が発表した「2013年版中小企業白書」から企業規模別のホームぺージ開設率をご紹介しましょう。
2012年の、企業規模ごとのホームーページの開設率を見ると、大企業の95%以上がホームページを開設しているのに対し、小規模事業者では半数にも満たない46.3%の企業しかホームページを開設していません。
中規模企業の80.3%を加えても、ホームページを開設している中小企業は63%です。
とはいえ、このデータは2012年に調査されたもので、決して新しいデータではありません。
現状に即しているのかと言えば、そうとは言えないでしょう。
そこで、ホームぺージ制作に関する情報を紹介するサイト「ホームぺージ作成大学」さんが独自に3,500名の経営者にホームページの開設状況を調査した結果をご紹介します。
このデータは、2021年7月9日に更新されたものですが、ホームページを導入している企業は、全体の半数にも満たない47.7%です。
チョット乱暴なやり方ですが、上記の2つのデータを平均したところ全国の中小企業のホームぺージ開設率は約56%でした。
とはいえ、調査元も年代も違う2つのデータです。
そのデータを一緒にするのは適切ではないでしょう。
だとしても、中小企業ではホームページの導入が全国的に進んでいないという現実が明らかになったと思います。
東北地方の企業のホームページ開設率を調査!
次に東北地方の企業のホームぺージ開設率を見てみましょう。
東北地方の企業ホームぺージ開設率は79.1%で全国最下位です。
詳しく見ていきましょう。
下の表は、「令和2年度通信利用動向調査」から、地域別の企業のホームぺージ開設率を抜粋したものです。
全国の企業のホームぺージ開設率が90.1%なのに対し、東北地方では79.1%と10%以上の開きがあります。
しかもホームぺージ開設率が80%を切っているのは東北地方だけです。
先にも説明しましたが、通信利用動向調査は従業員数100名以上の企業を対象にしている調査です。
この調査結果には従業員数100人未満の小規模企業は含まれていません。
残念ながら、地域別の中小企業のホームぺージ開設率は明らかになっていませんが、これまでのデータをもとに考えると、東北地方の中小企業のホームぺージ開設率は、さらに低い数字となる事は容易に想像できます。
ホームページを開設しない理由をご紹介
次に、ホームページを開設しない企業が、なぜホームページを開設しないのか?その理由をご紹介します。
最も多かったの理由は、「特に必要を感じない」でした。
上のグラフは、「ホームぺージ作成大学」さんがホームページの開設状況を調査した際に、ホームページを開設していない理由を聞き取りした結果です。
一目見てお分かりになるとおり、ホームページに対し「特に必要を感じない」と回答した企業が半数以上の53%にものぼります。
企業にとって、ホームページは本当に必要のないものでしょうか?
最後に、非常に興味深いデータをご紹介します。
ホームぺージ開設が業績アップにつながることが明らかに!
最後に、ホームぺージを開設することが業績アップにつながるということが証明されたデータをご紹介します。
下のグラフは、小規模事業者の自社ホームページの開設の有無と販売先数の変化を調査したグラフです。
「2013年版中小企業白書」から抜粋しました。
一目してわかるとおり、ホームページを開設していない事業者と比べ、ホームページを開設した事業者からは、「大幅に増加した」「やや増加した」という回答している事業者が多いことがわかります。
つまり、ホームページを開設することが業績アップにつながることが証明されたということです。
まとめ
今回は「【中小企業ホームページ開設率】全国と東北に格差が!その理由は…」と題して、全国の中小企業のホームぺージ開設率と、ホームページを開設しない理由を調査したところ
- 全国の企業のホームぺージ開設率は90%以上
- 全国の中小企業のホームぺージ開設率は約56%ほど
- 東北地方の企業ホームぺージ開設率は79.1%で全国最下位
- ホームぺージを開設しない理由は「必要性を感じない」が最多
- ホームページを開設することが業績アップにつながる
ということが明らかになりました。
なんとなく予想はしていましたが、実際に数字を見ると思っていた以上にホームページの開設が進んでいないなと改めて実感していました。
ホームページは、企業の顔、ビジネスの顔です。
次回は、ホームページを開設することが業績アップにつながる理由について深掘りしていきたいと思います。